アドバンテージと特徴
- 油圧グリップはストロークの長い偏心ピストン構造となっており広いチャッキング面と大きな開口が特徴です。
- チャック歯、グリップ、ピストンのアラインメントが取れており短い試験片にも対応します。
- センシティブな材料にも最適のグリッピングが可能
- 掴み圧が正確に再現出来ています。
- グリップは3角度で試験機にセットアップ可能です (0°, 45°, 90°)。
- グリップ端面がT溝構造となっており、小さなロードセル、追加のグリップ、試験冶具などをグリップを交換せずに取り付け可能です。(タイプ8392、10kNを除く)
- プリズムチャック歯(V溝)は回転させて2種類のパターンで使用可能:丸棒と平板両方対応あるいは様々な径の丸棒に対応(対角線にV溝構造)
- グリップの上下の開閉は上下個別にでも、片側だけでも自在にPCやリモートコントローラーにより実施出来ます。
- 掴み力と引張り荷重の関係は個別に調整出来、最大引張り荷重時に約倍の掴み力が必要とされるようなケースでも試験片を安全に掴んでいます
- 油圧グリップでは最適に試験片を取り付けていただける工夫が施されています。
- 微調整可能な試験片ストッパーにより試験片取り付け時の垂直性が担保されています。
- 簡単な試験片センタリングのために、センタリングストッパーが使用可能。
- 安全性を考慮し、試験片取り付けには試験片トングも用意。
ダブルサイドアクチュエーター
全ての油圧グリップは両サイドからのアクチュエータータイプです。これはグリップはスプリングメカニズムではなく油圧で駆動するという意味です。開閉圧力は調整可能です。
スプリングメカニズムによって開口するシングルアクチュエーターとは違い、ダブルアクチュエーターではグリップが常に安全に開口します。この機能は試験片が曲がったり詰まった場合も適用されます。加えて、フルオープンは必要ありません、なぜならばストップボタンによりいつで開口をちょうど良い所で止める事が出来るからです。したがって、開口幅は試験片肉厚に応じて調整できます。特に薄い試験片の場合試験時間を短縮出来、グリップボディーのパーツの圧迫などのリスクを回避してくれます。