ボディー部材へ力が加えられたときの変形は自動車の安全性にはキーファクターです。従って、低速クラッシュ試験は高速試験を行う前にボディー部材やフロント部分に対して行われます。低速で発生した荷重でも非常に重要な情報をもたらしてくれ、そのデータは設計にフィードバックされます。クラッシュ試験のパラメーターを決定するため、静的な圧縮試験を高荷重下で行い、損傷の発生や伝播具合を測定します。
この試験システムには下部に大きなT溝板、上部には小さなT溝板を装着します。下部定盤には最高4つのロードセルを、上部には3つまでロードセルを取り付けることが出来ます。4つのロードセルで評価される部材に接触している部分の軸方向の荷重を測定します。評価部材が非対称で、試験軸に対して偏心的に荷重が加えられていても、上部の3つのロードセルでトータルな軸荷重を測定する事が出来ています。例はこの試験セットアップを使いバンパーの荷重‐変位曲線を求めているものです。
大きなボディー部材(この場合はドア)の荷重‐変位曲線を求めるには、ツビックローエルの試験機の中でも幅広いタイプのフレームと2つのロードセル、そして蒲鉾状の冶具を使用します。評価部材は曲げ冶具に沿って対称的に破損しないため、曲げモーメントは試験軸とは相対的に発生します。この測定はそれほど難しくはありません、なぜならば2つのロードセルは曲げモーメントに対して強いからです。上部試験エリアには試験片グリップを装着、伸び計は金属ではスタンダードな伸び計を使用。
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