シート試験
自動車はより個性的(個々人の嗜好が前面に出てきている)になっているため、内装のデザインはより重要性を増し、内装部品の材料開発が加速される事が予想されます。そこでは様々な材料が使用されます;例えば繊維、金属プラスチック、さらには革や木材といった自然素材も重要度を増しています。見た目やデザイン性もさることながら、シートのデザインは”座り心地”もますます重要となっています。その一方、強度・剛性といった材料や部材の特性値も同時に重要な役割を果たしています。
ここで示されてる試験システムは自動車用シートの品質の測定用です。負荷を受けるテーブルは負荷を受ける役割と同時に試験シートのされるY軸方向の位置決めの役割もしています。X軸上に配置されたロードセルによりシート表面全てのエリアの試験軸に沿った剛性を測定しています。この試験システムはシートに装着されているセンサーマットやエアーバグ起動等の自動セッティングの制御などもに使用されています。