ASTM F1820:範囲と要求事項
ASTM F1820-13:モジュラー寛骨臼デバイスの分解のための力を決定するための標準試験方法
ASTM F1820で指定されている試験方法を使用して、寛骨臼シェルとライナーまたはインサートの間の機械的安定性を判断でき、さまざまなインサートロックメカニズムを比較できます。
規格では3種類の試験方法を記載しています:
- 軸荷重付与
ライナー付き寛骨臼シェルは、シェルの開口部を下に向けて試験治具に取り付けられます。次に、インサートが寛骨臼シェルから押し出されます。これには、ポールに穴を開ける必要があります。試験結果では荷重が記録されます。 - オフセット引張荷重付与
ライナー付き寛骨臼シェルは、開口部を上に向けて固定具に取り付けられます。次に、ロッドを介して中心から外れた引張力がライナーに加えられ、寛骨臼シェルからライナーが解放されます。 レバーアームも許可されています。レバーアウト試験は、最大500万回の負荷サイクルで動的試験として実行することもできます。 - 捩りモーメント付与
この試験では、少なくとも4つの等間隔の位置でインサートに取り付けまたは接着された大腿骨ヘッドが必要です。インサートが外れるまで、ポール軸に沿ってヘッドを介してライナーに捩りモーメントを付与します。