有効硬化深さの測定
- 表面硬化後の有効硬化深さ (DS) の測定は、DIN EN 10328 規格で指定されています。有効硬化深さ(表面硬度深さ SHD) は、試験片表面とビッカース硬さが表面硬度の最小値の 0.8 倍になる層内のポイントとの間の距離です。グラフをご参照ください。
- 測定が行われる試験片の表面は、細かく機械加工されている必要があります。
- 硬度のくぼみは、規格で定義された幅で、試験片の表面に垂直な 1 つまたは複数の線上に配置されます。試験荷重は 9.807 N (HV) が用いられます。表面からの距離に応じた硬度を表す曲線から、表面から計算された硬度限界までの距離を測定することにより、有効硬化深さを取得します。