タタスチールの製品クオリティーはツビックロエールのロボット試験システムに依存しています
タタスチールヨーロッパのインフラストラクチャの一部であるTrostre Steel Worksは、ウェールズ南部のカーマーゼンシャーのラネリにあります。食品および飲料用容器、エアロゾル、塗料缶などの包装業界向けに、年間約40万トンのスズ、クロム、および’ポリマー’コーティング鋼を製造しています。重要なのは、Trostreで製造されたすべての鋼製梱包材は100％リサイクル可能な点です。
スチールコイルの高い生産能力と、製品リリース前に製造プロセスを制御し製品の品質を監視する必要があるため、引張試験片による試験処理本数を増やし、最高かつ完全性の高い試験結果を提供できる材料試験システムを検討する必要がありました。
可能な試験システムを詳細に検討した結果、ツビックロエールがこの顧客の厳しい基準を満たすロボット試験システムを供給および委託するサプライヤーとして選ばれました。
最近納入したツビックロエール自動引張試験機は、主に品質管理の目的で使用され、顧客が製造するすべての材料が厳格な顧客仕様に準拠していることを確実にしています。メインの試験パラメーターは耐力、引張強さ、伸び、そしてr-値です。ひずみ比とも呼ばれるr-値は、試験片の幅方向と厚さ方向のひずみの比率であり、ストリップ鋼の成形性の尺度として使用されます。r-値が、缶に引き込まれるシート材料の引抜き性の指標を提供するため、包装用鋼の製造業者として特に重要な指標です。
Trostre Worksには、完成したすべてのコイルに対して機械的特性のポジティブリリースポリシーがあり、24時間年中無休でさまざまなゲージと温度で信頼できる結果を提供する堅牢な試験機が必要でした。
Trostreで使用されていた以前の引張試験機もツビックロエール製システムであり、約20年間サービスを提供していたため、顧客はツビックロエールの製品の信頼性とアフターサービスおよびメンテナンスを経験していました。当社の価格競争力も意思決定プロセスで考慮された重要なファクターの1つでした。
Daren John, Tata Trostreの品質マネージャー は「新しいシステムの入念に準備された試運転プログラムと優れたプロジェクト管理プランは、最適なサプライヤーとしてのツビックロエールの能力を確固たるものにしてくれました。」と語っています。
「新しいツビックロエール製試験システムにより、Trostreは機械的特性のポジティブリリースポリシーをシームレスに継続でき、新しい機器の設置面積が小さいため、システムを他の生産および品質管理活動に近づけることができ、貴重な時間を節約できました。新しいツビックロエール製試験機は、運用開始から10か月間で非常に信頼性が高いことが証明されており、システム微調整を迅速に対応してもらい、日常の試験が危険がなく運営されている事を確認しています。」と付け加えています。
