変位トランスデューサを使用する場合、何を考慮する必要があるでしょうか?
正確で信頼性の高い試験結果を得る上で非常に重要な要素は、試験に対する変位トランスデューサの影響を最小限に抑えることです。ツビックロエールの変位トランスデューサT15, T25 と T50では、安全な取付け、正確な軸方向のアラインメントとトラッキング、および試験プロセスや試験結果に影響を与えないコンタクト力のわずかな増加により、信頼性の高い試験結果を保証します。
フレームとロードセルのたわみの影響もまた除外されなければなりません。ツビックローエルの変位トランスデューサは、曲げテーブルに直接取り付けることで、これらの影響を防ぎます。
これらの変位トランスデューサは、試験温度に関係なく、高精度で測定します。温度に関連するの精度偏差は、全てのツビックロエール試験機では自動的に補正されています。
プラスチックの曲げ試験から得られる結果とはどのようなものでしょうか?
曲げ試験では、応力-ひずみ曲線と、曲げ弾性率、降伏点、および該当する場合は破断点などのさまざまな特性値が得られます。標準では通常3種類の曲線が区別されます:a, b, そしてc。
曲げ弾性率は、すべての曲線タイプについて決定できます。ISO 178によると、測定は 0.05%~0.25%の曲げひずみで行われます。ASTM D790では、弾性率の測定値を割線 (弦弾性)または曲線の勾配の接線(タンジェント)として定義しています。
その他の試験結果には、最大曲げ応力、破断時の曲げ応力、破断時の曲げひずみ、最大曲げ応力でのひずみ、および該当する場合は、定義されたたわみ限界での曲げ応力が含まれます。